元警察官 赤座たかあき
3つの防犯




特殊詐欺被害ゼロ
特殊詐欺被害は、シニア世代を中心に多額の被害が生じています。私が住んでいる調布市内では、令和5年の1年間で50件、約2億円の被害が発生しています。この被害をなくすための効果的な施策を講じていきます。
消費者トラブル防止
シニア世代はお金、健康、孤独といった不安を抱えながら生活しており、こうした不安につけこむ住宅修理等悪質業者が後を絶ちません。シニア世代を消費者トラブルから守るために被害防止対策を推進します。
虐待からの回避
国の調査によれば、令和4年度の高齢者虐待と認められた件数は、家族や親族などの養護者によるものが約17,000件、市町村への相談件数は約38,000件ありました。シニア世代を虐待から守るには、早期発見と専門家の介入、養護者に対するストレスのケアが重要です。シニア世代が虐待被害に遭わないための抑止対策を推進します。
地域コミュニティの強化
シニア世代の方々が犯罪の被害に遭わないようにするため、地域コミュニティの活性化を図り、高齢者が孤立せず、地域の一員として活動できる環境を整えます。
⇒こうした対策の強化や充実を通じて、シニア世代の方々が地域の中でなんでも相談しあえる環境を作り出し、シニア世代の方々を社会全体が見守り、犯罪被害に巻き込まれることがないようにします。
児童虐待防止
国の調査によると、令和4年度の児童虐待相談件数は約22万件と過去最多となりました。児童虐待防止は社会全体で取り組むべき重要な課題であり、児相等関係機関との連携の強化を通じ、子どもを児童虐待から守る取り組みを推進します。
SNS・インターネットトラブル防止
最近SNSは、子どもが犯罪に巻き込まれ、被害者、加害者となるケースが増えています。スマートフォン、インターネットを適切に活用できる能力向上を推進するとともに、フィルタリングを普及させることで、メディア・リテラシーの向上方策充実を図ります。
犯罪や事故に巻き込まれないまちづくり
近年子どもが詐欺や強盗、児童ポルノ禁止法等の犯罪に巻き込まれる傾向が高まっており、また子どもが関係する交通事故も依然として多発傾向にあります。学校や通学路の安全対策を強化するとともに、事件事故から子どもを守る啓発活動を強化します。
⇒これらの取り組みを通じて、子どもたちが安全で安心できる環境で育つことが期待できます。
これは、子どもたちが健康で幸せに成長し、子どもたちの可能性を最大限に引き出すための重要なステップとなります。
DV被害の防止
令和4年度に警視庁が受けた相談件数は8,389件となっており、そのうち約8割が女性からの相談です。DV被害者が安全に生活できるように、シェルター拡充、カウンセリング、法的支援などのサポートを安心して受けられるように対策を強化します。また、DV加害者が再度同様の問題を起こさないよう、加害者の更生プログラムの充実にも取り組みます。
ハラスメント対策の強化
パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメント、カスタマーハラスメント等、女性はさまざまなハラスメントの被害に遭いやすいといえます。防止対策や意識啓発の強化を通じて、職場や家庭における女性の安全確保を図ります。
犯罪に巻き込まれないまちづくり
女性は性犯罪だけでなく、ひったくりや、すりの被害に遭いやすい傾向にあります。女性をこうした犯罪被害から守るため、防犯カメラの設置や街路灯の設置を進め、道路上や公園など公共の場で女性が性犯罪や窃盗等の被害に遭わない環境を整備します。
⇒女性の犯罪被害の防止は、地域社会全体で取り組むべき課題です。
すべての女性が安全に暮らせる社会を実現することは、女性の経済的自立を促すとともに、結婚・出産・育児と仕事を両立できる社会を実現するための重要なステップとなります。また、これらの取り組みは、女性だけでなく、全ての労働者や家庭にとっても有益であり、社会全体の福祉の向上につながります。
